2019年のEC業界。注目は『PayPayのYahoo!導入』と『楽天モバイルサービス開始』です。

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2019年もスタートし既に1月下旬となってしまいました。

今年もEC業界は色々な出来事がありそうですが、個人的に最も注目していることを2点書きたいと思います。

1点目、PayPayがYahoo!ショッピング・ヤフオクに導入!

まず1点目は、PayPay(ペイペイ)がYahoo!ショッピングやヤフオクに導入されますので、政府が進めるキャッシュレス化と実店舗、そしてネットショップがどのように連携していくのか、とても楽しみにしています。

『Yahoo!ショッピングで高額のポイント還元をゲットし、付与されたポイントを実店舗で利用する』

そんな新たな形も可能になりますので、Yahoo!ショッピングで買物したポイントで、ビックカメラやファミリーマートでお買物、居酒屋で飲食など、従来Yahoo!ショッピング内で消費されていたポイントを外に持ち出せるようになることで、活用方法が格段と広がりをみせます。

ネットショップと実店舗の両方運営されている企業は、PayPayと連動した面白いアイデアも生まれやすそうですので、新しいビジネスモデルも登場するかもしれません。

また、QRコード決済は普及が進めば企業間取引にも使えそうですので、商品の買付金やサービス料をその場で支払ったり回収したり、相互間取引にも役立っていくのではないでしょうか。

セキュリティ問題で出鼻を挫かれているPayPay(ペイペイ)ですが、何とか立て直しを図り、良い形で本格的なサービスインしてほしいものです。



2点目、楽天モバイルが携帯電話サービス開始!

2点目は、2019年10月からドコモ・au・ソフトバンクに次ぐ第4の携帯事業者として、楽天モバイルがサービスを開始することです。

中でも、楽天モバイルがどのような料金プランを提供するか大注目しています。

AmazonにはAmazonプライム、ヤフーにはプレミアム会員の有料会員サービスが普及してますので、基本料金+楽天プレミアムの有料会員獲得を基軸としたプラン(ワイモバイルの真似のような)になるのではないかと予想はしています。

・・・ですが、当面はau通信網を借りての運営になりますので、運営コストや今後の設備投資を考えると、既存のワイモバイルやUQ、そして格安SIMを相手に、どこまで魅力的な料金プランを提供できるかどうかは疑問が残ります。

ここで顧客を獲得できず大コケすると、楽天モバイルの赤字を楽天市場出店者から手数料値上げで徴収する展開も十分に想定されますので、要チェックです。

逆に軌道にのれば、楽天経済圏拡大が進めやすくなりますので、近年停滞感が強い楽天にとっては、大きな飛躍に繋がるかもしれません。

キャッシュレス化の覇権をどこが握るかに注目!

他にも『消費増税』『ワンデリバリー構想』『アフィリエイト料率』など、注目していることは他にもありますが、大きなところではこの2点です。

個人的にはキャッシュレス化の覇権を握った企業のECモール(PayPay・楽天ペイ・auペイ)が、将来売上を伸ばしていく可能性が高い気がしていますので(Amazonは別格ですが)、どこが握るかが今年の注目です。

・・・とは言っても、世の中的には圧倒的に現金決済が主流ですので、結局現金決済に落ち着く可能性は十分にありますけれどね。



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