楽天ワンデリバリー構想のイメージ動画を見て想う

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楽天が進めている「ワンデリバリー構想」ですが、Youtubeにプレゼン用動画が公開されていましたので、今回初めて動画を閲覧しました。

公開されているのは「楽天EXPO2018」と「楽天新春カンファレンス2019」の2本です。構想通りに実現可能かどうかは置いておいて、やりたい事のイメージは伝わりましたので、閲覧してよかったです。

楽天EXPO2018公開動画:「ワンデリバリー」構想第一弾

2019年新春カンファレンス公開動画:「ワンデリバリー」構想第二弾

楽天スーパーロジスティクスがどの程度の規模なのか把握していませんでしたので、動画を閲覧後、ホームページを覗いてみました。

拠点案内によれば、2019年2月現在で全国に6カ所あります。(千葉県市川市3カ所、千葉県流山市1か所、兵庫県川西市1か所、大阪府枚方市1か所)

動画内のネットワークプランによれば、最低でもあと6カ所拠点を増やす(関西・中部・中国・東北・九州・北海道)予定に見受けられます。

ちなみに参考までにアマゾンはwikiによれば、フルフィルメントセンター18カ所、Prime Now専用倉庫が6カ所の計24ヵ所となっています。

<ネットショップ担当者フォーラム>
楽天が物流代行の関通と資本業務提携、「ワンデリバリー」構想を加速へ

そして2月7日には関通と資本業務提携契約を締結し、兵庫県尼崎市内の関通の物流センター物流拠点として3月から運営を開始することが発表されました。兵庫県は兵庫県川西市に次いで2か所目になります。

ワンデリバリー構想実現化に向け、着々と拠点を増やしており、全ての拠点の運営が開始されれば、全国配達にも目途が付くと思われます。

カンファレンスの資料には他モールへの出荷も対応すると記載もありましたので、構想通り出店者の商品をほぼ全て楽天に預ける仕組みが導入されると、ネット通販でのお買物の大部分は、「楽天」か「Amazon」が配達する未来へと進み始めます。

1配送500円程度~を予定しているようなので、ショップ運営者側は格安で配送網を利用でき、今より配送コストが下がるショップも増えるのではないかと思います。

逆に商品に決済、そして配送までネットショップ運営のほぼ全てを楽天に抑えられてしまいますので、一方的な値上げや規約変更があった場合、強制的に従わなければならない力の構図が、今より加速する可能性が高くなります。

こうなると、ショップ側の力がドンドン弱くなっていくのを感じられず負えません。

ショップ運営者としては、自社サイトやヤフーショッピング等も活用し、あらゆる場面に対応できるよう危機管理をしっかりしておかないといけませんね。

 



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