公正取引委員会を気にしてなのか、楽天市場のチャット強制課金とアフィリ料率アップが延期になりました。
■アフィリ料率アップ 4月1日より料率変更 → 6月30日まで経過措置
※成果報酬額の上限設定(1,000円)が新設
・・・と言っても、中止ではなく、あくまで延期です。アフィリも経過措置になっています。
より一層時間をかけて、各施策の目的・背景を店舗へ説明するとしています。
アフィ料率アップの経過措置は妥当な判断
アフィリエイト料率アップに関しては、請求額にどのような変化が生じるかが未知数ですので、経過措置は妥当な判断だと思います。
楽天EXPO2018の三木谷社長の説明によれば、請求額はほとんど変わらずとしていますので、逆に請求金額が安くなったり、売上が向上する可能性もある訳ですので、きちんとした偽りのない数字的根拠を示すべきです。
そもそも楽天市場からの請求書には、アフィリエイトに関して情報開示がありませんので、何処のサイト経由で売れて課金がされているのか、店舗側は把握できません。請求額に何の根拠もなく、一方的に請求され続けている状態です。
経過措置という事は、この部分の情報も店舗側への詳しく説明し、店舗側の理解を得るという認識と捉えています。
チャット強制課金は、任意又は従量課金制へするべきでは?
チャット強制課金に関しては、メルマガシステムと同様に任意又は月額利用料撤廃(従量課金のみ)になるのが本来の姿ではないかと思います。
モールとしてのお客様満足度を高めたいと考えているのであれば、チャットシステムの導入は、ショッピングモールとしての機能アップですので、任意又は月額利用料無(従量課金のみ)が筋だと思います。
任意又は従量課金であれば解決する話を、より一層時間をかけて店舗へ説明するとしていますので、延期になっただけで、どうしても月額5,000円を徴収したいようですね。楽天モバイルのアンテナ維持費の軍資金に回すのではないかと思ってしまいます。
さてさて、3か月後にどういう形に決着するのか、動向を見守りたいと思います。